望月楼part2

 

 『烏城(カラス城)』との異名を持つ『松本城』(公式発表ではありません)は、『漆喰の白壁』と『板壁の黒』とが特徴的ですが『朱塗りの欄干』を持つ『望月楼』がアクセントになって一層美しさを際立てます。

 

 『松本城天守閣』は一方通行になっていて、最上階からの下りで立ち寄れます。(係員に告げればショートカット可。途中リタイアも在り)

 

 そしてこの『望月楼』は後から建て増しされた部分です。

 

 

 戦いの為の要塞だった『お城』が、江戸時代の安泰の最中『迎賓』の意味あいを持つ余裕が出来てきた事を意味します。

 

 しかも『長刀・ちょうな』~『鉋・かんな』へ道具も進化した結果、柱などの表面も滑らかな仕上がりになっています。

 

 現在『松本城』への入場は時間制限が在り、夜間の『登城』は出来ません。

 

 もし『観月会』みたいなのが在れば行ってみたいですね。

 

 『行燈』の明かりで『月見』 出来れば和服の美女が『お酌』なんかしてくれたら………帯をクルクルして「ア~レ~」なんて事がしたい訳じゃないですから。

 

 

 『火縄銃』に必要な『火薬入れ』や『焙烙玉』(爆弾)に入れる『鉛玉』などがところ狭しと展示されていました。

 

 

 床は『胡桃布巾』か何かで磨き上げられた色艶です。

 

 天上の『梁』も『階段の手摺』も真っ平。良い仕事してますね~。

 

 

 窓に『障子』や『ガラス窓』は嵌め込まれていなくて、木戸を閉めるだけ。

 

 冬はさぞ寒かった事でしょう。

 

 『松本城』は『地方豪族』から奪取した『武田信玄』配下の『小笠原氏』が城主となって以降も時代の変化と共に『城主』も様々に替わっています。

 

 『笹竜胆=石川氏』『三階菱=小笠原氏』『離れ六つ星=戸田氏』『丸に三つ葉葵=松平氏』『黒餅に竪木瓜=堀田氏』『丸におもだか=水野氏』

 

 勢力も『武田』『秀吉』『家康』と時代に翻弄されているのが解ります。

 

 誰もが天守閣に登れる平和な世の中。案外『お城』は喜んでいるのかも知れません。