お寺の境内にある、水争いを仲裁・話し合いがもたれたであろう『水分神社』への石段の隣、何やら後付けした石段の踊り場が突き出しています。
何やら祠が見えるのですが何の案内看板も出ていません。
ハイ。勿論行ってみます。

この『野面接』の石垣、『真楽寺』の『本堂』『観音堂』『三重塔』などの建つ平らな敷地を造る為に山の斜面を切り崩し、土止めした石垣です。
でも角の部分をよく見ると『切込接』で積んでいます。
何らかで『野面接』の石垣が崩れた時、技術的には『切込接』出来る様になっていました。『崩れた石』も積み直しに使っていますので、『丸い石』や『切り込んだ石』が混じり合っています。
更には石段部分には『モルタル補修』の跡も。
ってこんな事に興味持つのって変?

石垣が歪んでいるのか、カメラが水平じゃなかったのか。
でも背景の『杉の樹』を見てみると『樹木』は普通垂直に伸びる筈だから。
結局の処、全~部歪んじゃってるのかも。

注連縄や紙垂が新しい感じ。春祭りの直後でしょうか。
参拝してからよく見ると『金』の文字が彫られています。
『金比羅宮』でしょうか。
『水神』として『池の中の浮き島』などに祀られることも多いですが、本家本元、讃岐の『金比羅さん』も長~い石段を登った山の中ですから。
以前『金比羅さん』へ行った時は『太平洋無寄港横断』に成功した小型ヨットが収められていました。
いや~どうやって山の上まで運んだのか知りたい。