山浦の観音像

 

 時代の流れと共に、人が歩いた道から、馬や荷車の通れるように整備した道。車が走れるように広げた道路。乗用車が快適に走れる舗装路。高速移動できるようにバイパスした道。更には高速道路へと必要に応じて進化してきました。

 

 私の家の前の道も、以前はバス一台がゆっくり走れる様な舗装路でしたが、拡幅され交通量も増加、それを解消する為のバイパス道路が近くに開通。挙句交通量も商店数も激減した通りとなってしまいました。

 

 普段当たり前に走っている道路から、一本裏に入るだけで昔の様子に触れる事が出来る場合があります。

 

 

 片足を立てて座る『輪王坐』と云う独特の座り方をしていて『如意輪観音』の特徴です。

 

 他に足の形で有名なのは『半跏坐』(腰を掛けた姿勢で片足だけを組む姿勢)の『弥勒菩薩坐像』も在ります。

 

 

 

 上の『如意輪観音』と並んで数柱の『石柱・石像』が祀られています。

 

 昔の交通の要所だったのか、道路拡幅などの際、邪魔にならない様に一所に集められたのかは分かりませんが、大切に扱われてきた物です。

 

 中には『石碑』に彫られた文字が風化して、読めなくなってしまっているものも在ります。

 

 『庚申塚』など元々は『道教』の習慣だったものが日本全国に広がっていたりします。(沖縄には無いらしいですけど)

 

 『馬頭観音』は前記の通り。『お百姓さんの労働力』や『移動手段』の他に宗教的な意味合いの強い『馬頭観音』は様々な形で祀られています。

 

 他にもよく目にするのが『十九夜信仰』の石碑。女性だけが集まり、子孫繁栄などについて講じたそうです。(昔は赤ちゃんが生まれて、乳幼児から子供になるまでの死亡率が今とは比べ物にならない位高かったそうです)

 

 時代を越えていつまでも残る様に石に彫る。

 

 決して裕福で無いだろう寒村の一角にも見つける事が出来ます。

 

 『受けた恩は石に刻み かけた恩は水に流す』 心がけてはいるんですけどなかなかね。