まだ『洞源湖』が在った頃。
大きな人造の貯水池でしたが、湖畔には『ボート乗り場』『食堂』や『入浴施設』、『ニジマス釣り掘り』や『ゴーカート』などの一大レジャー拠点でした。
桜の頃には屋台が並び、ぼんぼりの下大勢の花見客で賑わっていました。
冬は自然凍結した氷の上で『スケート』が出来ました。
寒風吹きすさぶ中、大した防寒着など無くても、一日中滑ってましたっけ。
その湖畔に『カヌー小屋』が在り、登録して在ればだれが何時練習してもいいようになってました。
『カヌー小屋』や十数艇の『カヌー』『カヤック』(カヌーとカヤックの違いは自分で調べる様に)『競技用タンデム』やらオープンデッキの『ジャジャ』何かも在り、初心者でも遊べました。
なんせ小遣いの無い小学生、『手漕ぎボート・¥200/30min』が勿体なくて何時も『ジャジャ』を引っ張り出していました。
一日遊んだ後、売店のカップラーメンを食べるのが唯一の楽しみだったかな。
そんな『カヌー』を保持管理していてくれたのが『前山寺ご住職』です。
その節、大変お世話になりました。

『真言宗・智山派』のお寺で『伴野山・前山寺』
前山集落の道路の一番奥、ホントに山の際に在り、これより上に民家は在りません。(しかし中部横断道が裏山に開通しました。門の奥に盛り土の高速道路が見えます)

参道では奥に建つ本堂はこじんまりした感じです。
きっと今後の保存を考え『茅葺き屋根』の上に『赤いトタン』のを掛けたのでしょう。

『鰐口』の下、お線香と灯明が置かれていました。
よく見かける『線香¥〇〇・灯明¥〇〇』なんて無粋なものは在りません。
(その分お賽銭を多めに入れます)
残念ながら本堂のガラス引き戸は閉ざされており(昨今の防犯上やむを得ないんですけど)写真を撮ろうにも外光の反射写り込みで失敗しました。
書院への玄関口に面白い物を見つけました。

軒を支える部分に『黒帯を〆た稽古着』(作務衣じゃ無いよね)と『五鈷杵』が飾られ、何やら張り紙が貼られています。(おしい!破けちゃって読めないんですけど)
この玄関の中に『佐久寺院巡りスタンプラリー』のスタンプがおかれています。

平成の大合併前の『旧佐久市』の37寺が記載されています。
全寺制覇のあかつきには『無料入浴券』のが貰えます。
でもこーちゃんお気に入りの『金台寺』が載って無いのはどおいう訳?