小諸市・耳取

 

 『佐久市』と接する『小諸市・耳取』

 

 初めて『耳取』と聞いたとき『小泉八雲作・耳なし芳一』を思い出しました。

 

 多分子供の時、いちばん最初に読んだ怪談でしょう。

 

 でもその時驚いたのは『小泉八雲』が日本人じゃなく『ラフカディオハーン』というギリシャ人で、日本人(帰化)として日本で暮らし、日本から出版された事でした。

 

 筆者近影の写真には和服を着た鼻の高い人がいて『小泉八雲(ラフカディオハーン)とあったので余計に? 今ならスマホに話しかけるだけで疑問に答えてくれますね。

 

 『耳なし芳一』琵琶の語り部『芳一』が亡霊に見染められてしまい、体中に経文を書いて亡霊から見えなくしますが一ヶ所『耳』に経文を書き忘れてしまい、亡霊はこれを持って行ってしまう………んな馬鹿な。

 

 耳に経文を書き忘れる? 有り得ない。

 

 耳だけを引きちぎって持って帰る? 体ごと持って行くだろ。

 

 と思うのは世間に擦れた今になって想う事で、『紅顔の美少年』の頃は『耳が千切れる~!』と恐怖におののいた物でした。

 

 

 千曲川右岸道路『佐久小諸線(県道78号線)』を北に向かって走っていると耳取に入って直ぐ旧道との分岐が在ります。

 

 『何かないかな』と探して走るバイクは、こういう分岐を見逃しません。

 

 で神社の鳥居を見つけて停車します。

 

 神社名が書かれた柱には『彌美登里』と書かれています。

 

 

 珍しい石に彫り込まれた定款。旧漢字を用い、昭和12年と彫られています。

 

 どれどれ。解らなくても読んでみるの好きなんです。

 

 一、車や馬で乗り入れるな。

 一、魚や鳥を捕まえるな。

 一、竹や木を切るな。

 この条例を守る事。 ですかね。普通じゃん。

 

 

 一の鳥居の脇には大きな切り株が注連縄を巻かれ保存されています。

 

 おそらく『御神木』だったのでしょうが、枯木となり倒壊の危険も考慮し伐られてしまったのかもも知れません。

 

 

 『手水舎』と思われますが井戸と直結しています。

 

 残念ながら事故防止の観点からか井戸は格子で囲まれていて中を覗き込む事は出来ませんでした。

 

 石造りの井戸の上部には釣瓶櫓が組まれ『釣瓶車』が在ったのかもと推測されます。

 

 今現役稼働なら観光名所に成りますよ。

 

 手を伸ばし入れて井戸の写真を撮ろうとしましたが上手く撮れていません。

 

 まっ、まさか………。

 

 見えてはいけないモノが写っていたら怖いので深追いせず次に行きます。