アプト

 

 解らない人には何のこっちゃ?ですが、鉄道ファンにはたまらない筈です。

 

 『アプト式』が何たるかはウイキペディアに譲るとして。

 

 鉄道の急勾配を登る為の仕組みで、『スイス登山鉄道』だとか『旧碓氷峠』などでも使われていました。

 

 鉄道は鉄製レールの上を鉄製の車輪が走行します。

 

 急勾配では摩擦係数の関係から、車輪が空回りしてしまい動力を伝える事が出来ません。

 

 そこで二本の線路以外にギザギザのレールを敷き(ラックレール)そのギザギザにかみ合う歯車(ピニオンギア)を用いて動力を伝達し急勾配を登ります。

 

 急勾配を経由する鉄道の鉄則はもうひとつ。

 

 『後押し式』車両編成です。(運転室が最後尾)

 

 機関車を最後部に連結し登坂時には後ろから押し上げます。

 

 もし万が一連結器が外れたりしても一番下で踏ん張る事で事故を回避できる為です。

 

 

 発電の為の『導水管』と『発電施設』の手前、川に架かる急傾斜の軌道をディーゼル機関車は駆け上ります。(いや這い上がる位のスピード?)

 

 見てみたい。スマホで確認すると『アプトいちしろ駅』の時刻表では、ついさっき通り過ぎたばかり。暫くは運行が無いみたい。

 

 

 上の写真は県道の『市代橋』から観た『井川鉄道アプト式市代架橋』です。

 

 鉄道では水平方向1000㍍移動の間に垂直方向へ何メートル移動したかを『〇〇/1000‰(パーミル)』で表します。

 

 そして『日本国内・鉄道で登れる最大勾配』90/1000‰が此処『井川鉄道』のこの辺り。

 

 ただ併走する道路が在りません。

 

 乗車するしかないのかな。

 

 日本には『鉄道営業法・鉄道事業法』と云うのが在りまして、事故を未然に防ぐ為の様々な取り決め『法律』が存在します。

 

 普通軌道で登れる勾配は35/1000‰迄で、それ以上の急勾配では『ブレーキの強化』とか、『アプト式の導入』『下りスピード制限』とか規制が厳しくなります。

 

 

 上の写真は『天狗山』を背景に佐久広瀬付近の『小海線』を走行するディーゼル機関車ですが『アプト式』では在りません。(と云う事は≦35/1000‰)

 

 カメラを水平に構えてなかったかな?背景の杉などは普通垂直に育つ筈です。

 

 更に『鉄道法』には『ケーブルカー』や『ロープウェイ』にも関与しています。

 

 痴漢行為を疑われた男が線路内を走って逃走なんてのをTVニュースは報道していましたけど『軌道内進入往来妨害罪』なんてことに成ればかなり手痛い罰金刑に成る筈です。

 

 『撮り鉄』の皆さん。ルールとマナーは守りましょう。

 

 『自業自得』とか『自分で自分の首を絞める』って意味分かりますよね。