2019・台風19号

 

 覚えていますか? 

 

 2019年10月6日深夜、関東に上陸した台風19号。

 

 「命を守る行動を取って下さい」とニュースで連呼していました。

 

 周囲を山で囲まれた長野県は、とりわけ西方向からの暴風雨を高い山並みが遮ってくれます。

 

 更に佐久地方は『蓼科連山』が盾になって大きな被害は過去一度しか出た事がありません。俗に云う寛保二年(1742年)『戌の満水』です。

 

 北半球では『コリオリのちから』によって左巻きの渦を造ります。 この時暴風雨が東から西に掛けて襲いました。

 

 伊豆半島に上陸した台風19号は関東平野を抜け、『甲武信ヶ岳』付近から長野県と群馬県境を北上するようなルートを辿りました。

 

 佐久地域の東端に降り注いだ想定量を遥かに超えた雨によって山肌は崩落し、斜面を掛け下り、倒木や下草・落ち葉を巻き込みながら谷間の河川に流れ込みました。

 

 普段、小川程度の流れでしかなかった幾筋もの河川が倒木などにより堰き止められやがて決壊、鉄砲水になって集落に架かる橋を破壊しました。

 

 のみならず堤防を乗り越えた大量の石によって広大な面積の田畑も跡形もなく流されました。

 

 更には車道に溢れた水によって数名の方が亡くなっています。

 

 長野市千曲川左岸では堤防が決壊し新幹線が水没する被害が出ています。

 

 この新幹線車両基地の手前に一本の標識が立っています。

 

 

 『北陸新幹線』の高架の脇に立つこの標識に高さは記されていませんけどこの柱、優に5メートルは在ります。

 

 明治以降何度も水没していたこの地は『赤沼』と呼ばれ水捌けの良くない地域だったそうです。

 

 だから宅地開発が進まず広大な敷地を必要とする『新幹線車両基地』が造れたのかも知れませんけど。

 

 現在、甚大な被害を被った『千曲川護岸』は急ピッチで復旧擁護工事が進んでいます。

 

 人間の命が脅かされる以上は対策を講じなければなりませんが、両岸をコンクリートで覆われた河川は見ていて痛々しい気がします。

 

 

 上の写真は『岩手県・平泉』の駅前に在った水位標識です。

 

 昭和22年。終戦直後の食糧難この時期、山間部の『平泉』を台風が遅い傍を流れる『北上川』が氾濫し甚大な被害が出ました。

 

 自然災害の怖さは身に染みている筈ですけど、時が経てば気が緩んでしまうのも事実です。

 

 貴方は災害に備えて対策をしていますか?