『北信五岳』の一つ『飯綱山』に総本社を持つ『飯綱神社』が在りました。
貯水湖の脇に神社の『幟立て用のポール』が見えました。
今では金属製の『掲揚ポール』が立っており、一目で神社が在る事が知れます。
消防団所属の頃は、神社のイベントの度に長くて重い木製の柱を立てていました。(それも朝早くから10人掛かりで)

傍には『消防団詰め所』と『火の見櫓』が在ります。
『火の見櫓』に登っても、半分は視界が遮られちゃってますけど。

やっぱり『浅間溶岩石』通称『焼石』を使ってますので『赤っぽく』見えます。
鳥居で一礼して石段を登って行くと。

新調したてなのか『紅白』も鮮やかな『鈴緒』が下がっていました。
『御幣』も真新しいですので、最近『虫祭』でもあったのかな?(因みにこちらを訪れたのは2020/6の事です。半年も前じゃん)
気にななったのは屋根の上の『スピーカー』 防災用でしょうけど『火の見櫓』より断然高い位置に在るんですもん。
そして石碑になっている『砲弾』 おそらくこの地で『出兵式』などが行われたんでしょう。
そもそも『飯綱』とは『イタチ』の仲間で、ネズミなどを捕食する事から『五穀豊穣』に繋がるとか、『飯砂・いいずな』と書いて『食べられる砂』の事を云います。
『砂が食べられる訳無い!』 ハイ、正確には地中に繁殖する『菌』の一種で『天狗のムギメシ』とも呼ばれる物です。
飢饉に見舞われた時、『飯綱山』に住んでいた『天狗』がこの『飯砂=天狗のムギメシ』を困っている人に配ったと云われています。
意外と『天狗のムギメシ』は各地で見られましたが、保護保存の為に採掘は一切禁止、実物を食べる事も、手にする事も出来なくなっています。(採掘は環境保護法違反で犯罪です)

『アクリル板』に覆われて雨風からの保護対策もバッチリ。
小振りながら威厳すら感じません?
写真を撮っていたら人の声が聞こえてきました。ん?
誰も居ないぞ? まさか………丁度時間となりました~。次回です。