横根・諏訪神社

 

 入り口の脇に在った『佐藤春夫』の文字に、ひょっとしてこの辺りに疎開していたのかもと考えながら鳥居を潜ると、すぐ目に入って来たのが『明治37.38年 戦従紀年』と書かれた石碑。

 

 明治37年は『日露戦争開戦』の年です。

 

 明治27年に勃発した『日清戦争』に勝利した日本は、『満州』を統治しその勢力を拡大していきました。

 

 日本の繁栄に脅威を感じた『ロシア』は対抗すべく圧力を掛けます。

 

 当時世界一の海軍と称する『バルチック艦隊』を日本に向け開戦『日露戦争』が始まりました。

 

 この時代の流れ、『山本周五郎』ファンのこーちゃん、『坂の上の雲』なんぞで読みました。

 

 

 『諏訪神社』とありますけど何か雰囲気が重いんです。

 

 境内には『児童公園』なんぞも在りますが『壊れたブランコ』や草生した広場が寂しげです。

 

 きっと以前は子供たちの遊び場として、かくれんぼや野球なんぞで歓声が聞こえていたんでしょうけど。

 

 『二の鳥居』を潜ると本殿ですが、違和感の正体が分かりました。

 

 

 左右に対を成す石柱の上には、大砲の『砲弾』を模した物が乗っています。

 

 『戦勝祈願』を祈念し、又『出兵式』などが行われた場所なんでしょう。

 

 その場所に『戦争疎開』(第二次大戦)で『佐藤春夫』さんが来ていたんですね。

 

 

 社務所と拝殿を繋ぐ橋のアーチが美しいのですがどうにも『武』と云う言葉が『諏訪神社』に似つかわしくありません。

 

 『寅さん映画』の『帝釈天』にも登場するアーチ橋。

 

 人が潜れるようにする為と、雨水が溜まらないなどの意味が有るみたいです。

 

 石柱の『〇武維揚』『萬〇維懐』 (〇の文字がよく解らない?)

 

 でも何とな~く『戦争』を感じてしまします。