『蚯蚓神社』に辿り着くまでに、何か『ゴロ石多くない?』と思っていました。

この辺り、隣接する『武石』との山頂の境まで結構急峻な斜面が続きます。
『ゴロ石』は水流に磨かれていない為、ゴツゴツと角ばっています。
降雨によって土砂が流され、露わになったのは白い『石灰岩』でしょうか。

チョット読みづらいですので、聞いた話と要約しますと。
その昔、(年代不詳)何日も大雨が続き、山頂から土砂が流れ出したそうです。
土石流は次第に大きくなり、間もなく田畑に達するという所で何故かぴたりと収まりました。
後に土砂の片付けをしていると、一匹の大きな『蚯蚓』が『大石』の下敷きとなり死んでいました。
村人はこの『大蚯蚓』が、身を挺して『大石』を止めてくれた為、田畑が被害に遭わずに済んだ事に感謝し、この『大蚯蚓』に『おきん様』と名前を付け、神社を建て祀ったそうです。
その大きさを『竹』で表現していますが、生物学的に考えてもチョット無理あるかな。
物凄い速さで地中を移動し人間を捕食する『ミミズ』を扱ったハリウッド映画は『トレマーズ』だったっけ? に比べりゃ可愛いもんです。

参拝を終え、戻ろうとしてフト見ると、大量の石、石、石。
この大量の石を運び出し、田畑を切り開いたのかと思うと頭が下がります。
かくも『お百姓』という仕事は過酷なのでしょうか。
俗に『米造り』には『八十八の苦労』があると云われています。
大変ですけど頑張って下さい。(としか言えないですもん)