おたっちゅうの碑

 

 婆ちゃんは「おたっちゅうの松」(おたっちう?)と云っていたが在るのは生い茂った竹藪。

 

 その中に大きな石碑が建っていた。

 

 

 聞いてみたくても人がいない。いや気配すらしない。

 

 後で調べてみて解った事は、『真田館・さなだやかた』(上田城に居城する前の真田氏拠点、現在の『御屋敷公園』)が出来る前、真田城跡(松尾城跡)を中心にした町が形成されていた。その一角に『十輪寺』と云う寺が在り、その門前に一本の松の大木が在った。その松を『おたっちうの松』と呼んでいたらしい。

 

 なぜ『おたっちう』なのかは不明。尊敬の意味を込めた丁寧語の『お』に、立っている『たっちう』の方言?(『竜馬』の話す土佐弁じゃないだろうけどサ)

 

 

 樹齢四百年、高さ11m、幹回り4.8m。

 

 大正十五年、十林寺の青年団により建てられたものらしい事が読み取れます。

 

 

 でも残念ながら桜の木と竹藪はあれど、『松』は無かったです。

 

 しかも藪の裏手は急峻な坂。此処にお寺を建てられるスペースが無いんですけど。

 

 『十輪寺』は上田城築城時に移築されたらしいのですが、検索しても『真田~上田』に『十輪寺』そのものがヒットしません。日本各地に在るのにね。

 

 こーちゃん唯一苦手なのが『スズメバチ』(一回刺されてますんでアナフィラキシーショックになる可能性大)と『蜘蛛の巣』。

 

 藪漕ぎしていて顔に『へばりつく』蜘蛛の巣だけはカンベンです。

 

 この日はまだ『蜘蛛の巣』のシーズンじゃ無いからいいですけど。

 

 この奥に入り込むのは止めときましょうね。

 

 実は全て見張られていて、何処からともなく『毒の塗られた吹き矢』が………

 

 なんて事は無かったですけど。