『最澄』が遣唐使として中国から持ち帰った『仏教』
比叡山の山の中に草庵を建てたのが『比叡山・延暦寺』の始まり。
その時灯した燈明の火が脈々と受け継がれ、今なお消える事無く燃え続けている。
1200年前からですよ。故に『不滅の法灯』
延暦寺の僧侶たちによって『灯芯』を替えたり、『燈明油』を継ぎ足したりしているが、決まった当番制がある訳で無く、修行の一環として誰ともなく行う作業らしい。
一般参拝者が立ち入れる板の間を『外陣』と呼び、賽銭箱などが在る。
僧侶のみが入れる石畳のエリアを『中陣』と呼び、『外陣』からは3m程も低く成っています。
外光が入り込まない為に薄暗い中、この石畳に座して僧侶は修行します。
『中陣』に石垣が積まれ、巨大な『厨子』が置かれています。
中には『最澄』の彫ったとされる『瑠璃光薬師如来像』があるとされていますが『秘仏』の為、扉は閉ざされておりその姿を拝むことは出来ません。
そして1200年間灯し続ける『法灯』
『菜種油』が切れたら『火』は消えてしまいます。
此の故事から広く知れ渡る諺が『油断大敵』
ナイショですけど実は何度か消えています。焼き討ちに遭ったり、火災を起こしたり。
でもご安心を。
『根本中道』は他に『山形・立石寺(通称山寺)』と『東京・寛永寺』に在り、『比叡山・延暦寺』の『法灯』を『分灯』して在ります。
信長焼き討ち後、徳川家により再興されますが、その時『立石寺』より再び『分灯』しました。
オリンピックの『聖火』でさえ、たま~に消えたりしますもんね。
予備の『火』がランタンに保存されていますから問題なし。
『仏凡一如』という言葉が在ります。
参拝する『外陣』と、『厨子・法灯』の在る『内陣』は同じ高さに在り、『仏も人も位は同じ』という意味らしいです。
そして『一隅を照らす』
こーちゃん宗教家ではありませんので拡大解釈としますけど。
『誰しもが 良い行いを心がければ 世の中少しは良くなるぞ!』
(あっ、反論メールとかしないでね)

銅葺き屋根の『銅板』に名前を残せます。
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今なら屋根の高さまで登れてまじかに観る事が出来ます。