8世紀、中国から来日して仏教を広めようとした『鑑真和上』が開いたのが『奈良・唐招提寺』
同じ頃、遣唐使により『唐』から仏教を持ち帰ったのが『最澄』と『空海』
『最澄』は『比叡山』に『天台宗』を開き、『空海』は『高野山』に『真言宗』を開いた。
『比叡山』は歴史の流れの中でも激変を繰り返す。
『平家物語』の中に、『白河天皇』の意にならぬもの『加茂の流れと 賽子の目 山法師』と書かれた『山法師』=比叡山・延暦寺の『僧兵』
僧侶の恰好をしているけれど、略奪や悪行の数々を繰り返していた集団。
『京都・五条大橋』の上で、『牛若丸』こと『源義経』から『刀』を奪い取ろうとした『武蔵坊弁慶』(後に改心し義経の忠実な家来となり『一関・中尊寺』門前にて非業の死を遂げる)を思い出せばおおよその想像がつく。
その『僧兵』が拠点にしていたのが『比叡山』
時は流れ『鎌倉幕府』の時代、『比叡山・延暦寺』の大講堂で仏教を学び、独自解釈の末に『浄土宗』=『法然』(以下敬称略) 『浄土真宗』=『親鸞』 『曹洞宗』=『道元』 『臨済宗』=『栄西』 『日蓮宗』=『日蓮』
らを輩出し、後にこれら宗教を『鎌倉宗教』と呼ぶようになる。
更に時は流れ『戦国時代』、『織田信長』の命令により焼き討ちに遭う。
実は長い歴史の中で何度も火災に遭っており、そのたびに再建されている。
唯一『根本中道』では『開山』より灯し続ける『不滅の燈明』が今なお輝き続けている。
ねっ。興味湧いてきた?
では『比叡山延暦寺』の章、始まります。

『亀岡』で車に戻り、一目散に京都を抜け(高速道路なんて勿体ない)京都大学脇から『下鴨大津線』に入り込む。
比叡山に登るなら『ケーブルカー』もあるけど色々見たいし色んな道を走りたい。
お高い気がするけど『比叡山ハイウエイ』を利用し一路展望台まで。
紅葉越しに『琵琶湖』 遠く『近江大橋』を望む。
橋の先、園児死傷事故を憂い合掌。