保津川下り、part14。

 

 『保津川船下り』も残すところ後わずか。

 

 水量も大分増えている。

 

 すると遠くから、一艘のエンジンボートが川を上ってきた。

 

 広い川幅なのに、こちらをめがけて一直線に向かってくる。

 

 

 何やら屋根付きの船に、三人程乗船しているらしい。

 

 

 『おでん?』

 

 

 エンジンボートは方向転換をし、『保津川下り』の船の左舷にピタリ。

 

 この先続く『瀞場』を利用して、軽食などを販売する船でした。

 

 メニューは『おでん』『甘酒』『ホットコーヒー』『イカ焼き』などなど。

 

 小雨に濡れた身体は温かいモノを欲しがり、乗船客の皆さん、先を争うように購入している。

 

 お値段は、まっ観光地料金てとこですかね。

 

 明朗会計、内税の安心表記です。(外人さんも多いですから)

 

 いの一番に『ホットコーヒー』を買ったのは『船頭さん』

 

 だって乗船客は『ダウン』や『オーバーパンツ』で完全防寒なのに、船頭さんは『トレーナー』に『法被』姿。

 

 そりゃぁ『ヒートテック・インナー』位は着ているんでしょうけどやっぱり寒かったんですね。

 

 ここから暫くは横に結びつけられた『物売り船』のエンジン動力が『瀞場』を曳航してくれます。

 

 船頭さんも座り直してコーヒータイム。

 

 実は小声で話しているのが聞こえてしまいました。

 

 『この降りなら、屋根いいな』

 

 雨降りに備えて、簡易式の『ビニール屋根』を展開できる様になっているみたいですけど、もうじき下船場だからいいよね。って事らしい。

 

 あの~、雨粒が当たって『甘酒』の紙コップから滴がハネてんですけど。