1本松と防潮堤

 

 『震災遺構』の向こうに、ひょろっとした『松』の木が、1本だけ立っていた。

 

 TVなどで何度も放映された『奇跡の一本松』

 

 現実は徐々に塩害が進み、枝数も少なくなり、松葉もかなり減ってしまった。

 

 それでも復興シンボルとして保護し、松林の再生を待ち望んでいる。

 

 震災前のグーグルマップでは、白い砂浜と緑の松が確認出来たが、現在は震災後の写真に替わってしまった。

 

 

 そしてその奥、コンクリートブロックが高く積まれているのが『防潮堤』です。

 

 松の高さから比べると低く感じますが、実際は。

 

 

 大型ダンプの運転席の屋根が地上高3.8㍍として。

 

 実に海面からは10数㍍の高さの壁が聳え立っています。

 

 これで津波の被害は抑えられるでしょうけど、此処に暮らす人は、海を観る為には、この『防潮堤』に登るか、高台まで行かねばなりません。

 

 毎日の生活が、コンクリートの壁に囲まれているとしたら、何だか寂しい気がします。

 

 震災で生き残った人。ある人はこの地を離れ、ある人はこの地に残る。

 

 此処での生活を選んだ人が安全に暮らす為には仕方のない選択だったと思います。

 

 

 

 瓦礫が取り除かれ、街が再興していくにはまだまだ時間が掛かります。

 

 此処まで整備するにも並々ならぬ努力があったと思います。

 

 頑張っている人に『頑張れ!』と声援送るのは失礼だと思いますので。

 

 凄いぞ!日本。応援するからね。